バイクの買取査定は複数の業者で比較しよう

乗らなくなったバイクがガレージに置きっ放しになっていませんか。週末に時間を取って少しでも動かしたいと思っていても、他の予定に追われて、結局は乗れずに終わってしまうこともあるでしょう。だったら、買取査定で次のオーナーに託すのも得策かもしれません。

そこで、バイクの買取査定を上手に進めるポイントを解説します。また、査定額をアップさせるコツも合わせて紹介しましょう。

査定額をアップするためのコツ

愛車を手放すのなら、無駄に日数を置かずに買取査定をすぐに依頼しましょう。本来であれば、バイクの査定額は春先から初夏に向かって高値が期待できます。なぜなら、バイクの免許を取得する新米ライダーが多い時期と重なり、中古市場も活気づくからです。

しかも、春から初夏に掛けてはバイクでツーリングに出掛けるのも適した季節なので需要が増大します。その意味では、高額査定が期待できる時期に買取を依頼するのがベストになります。だからといって、査定せずにバイクを放置したままにしておくのは得策ではありません。

特に車検がある400ccオーバーのバイクは、保険の残り期間が買取査定に影響するからです。車検のない250cc未満のバイクは、初心者でも手頃で扱い易いのが魅力で、幅広いライダーから人気があります。また、750ccやリッタークラスのバイクには、小排気量のバイクにない加速感や安定感が魅力です。

しかし、大型バイクは車検時には整備費用が上乗せされることもあり、買取を考えるのなら1日でも早く行動することが大切です。

査定額は基本査定に加算ポイントで決定される

バイクの査定は、人気のある車種か否かからチェックが始まります。さらに、フレームの歪みやエンジンの調子、走行距離やタイヤの消耗度などを項目別にチェックして決定します。しかし、査定額が決まる条件は、それらの項目ではありません。

買取されたバイクというのは、業者向けのオークションへと流されるのが一般的です。ところが場合によっては、依頼者から年式や車種などの要望を受けてバイクを探していることがあります。依頼者は業者におおよその予算を告げているので、希望車種について買取する際の金額もギリギリまで提示できるのです。

相場額よりも高額査定だったというケースは、次の買い手が決まっていたりする背景が影響していることもあります。つまり、しっかり高額の査定額を出してもらうには、一社だけで決めるのではなく、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

複数の業者で比較すれば、満足度の高い好条件を引き出せます。

複数のバイク買取店を利用するべき?その理由と方法は?

相場額を把握すれば失敗しない

まずは、バイクの買取サイトなどを使って自分の愛車がいくらで取引されているのか確認しておきましょう。実際、バイクの査定額は個体によって幅があり、スペックだけで愛車の査定額を正確に掴むのは困難です。しかし、おおよその価格帯を知っていれば、買取査定を依頼する際も交渉がスムーズになります。

相場額を調べる一手間をかけるだけで、大きな失敗を避けることができるでしょう。時間がないからと相場も分からないままに、業者のいいなりになってしまってはいけません。しっかりと手順を踏むことが重要です。また、悪路を走行するオフロード車は、どうしても車体にキズが多いのが特徴です。

走行距離がそれなりであれば、無キズという方が不自然でしょう。つまり、年式や走行距離なりの細かなダメージはバイクを大切に扱っていても自然に起こります。そこで、査定を受ける際に、細かなキズや劣化を理由に極端な減額を提示されたときは注意が必要です。

業者の言い分に納得してしまい、妥当な金額以下で売却することになりかねません。年数なりの劣化は、むしろ事故車ではない車体なので、後ろめたさを感じる必要はないのです。

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新しいバイクを購入する

乗らないバイクだからと売却する場合でも、例えば新しいバイクの購入を予定しているなら、買取だけでなく下取りも検討しましょう。新車のバイクには、ある一定の利潤が含まれています。そこで、下取りと購入を同時に依頼すれば、販売店としても下取り車種に上乗せ金額を提示しやすく、購入者としてもトータルで満足できる可能性があります。

利益を確保しやすい形なら、買取や下取りも思い切った金額が出せます。例えば、リッタークラスの大きなバイクを乗らなくなり125cc前後の普段使いしやすいクラスに変更する場合、追い金なしで購入することも夢ではありません。

車検が不要になるだけでなく、自家用車の保険にオプションで加入できる125ccクラスは、コストパフォーマンスにも優れているので、おすすめしたい乗り換えプランの1つです。思いの外、125ccのスクーターは停止からの加速にも優れ、街中を中心に使いたいのであれば、乗りやすさや燃費の良さにも満足できるでしょう。

また、同じクラスのギア付きバイクなら、エンジンパワーをフルに使い切ることができて、操っている感覚を楽しめます。バイクの楽しさを再発見できるかもしれません。

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高額査定額を引き出す基本的なポイント

多くのバイクを買取している業者であれば、車種と年式、走行距離で査定額は決定できるでしょう。ところが、思わず査定額をアップしたくなる買取現場があり、その基本的なテクニックが車体を洗車しておくことです。現物を目にしたとき、しばらく乗っていないからと放置され、すっかり埃まみれの車体であれば、買取査定も基本ラインを超えることはないでしょう。

少し手間でも、埃や泥汚れを落としておけば、見た目の印象がかなり変わります。買取業者の査定スタッフにはバイク好きが多く、大切に乗っているバイクほど金額を上乗せしたくなるということは珍しいことではありません。

また、これまでの整備記録などをしっかりと記録しておくことで、愛車に対する愛着度も伝わるでしょう。オイル交換や消耗品をどれくらいのタイミングでメンテナンスしてきたのか記録簿に残っていれば、新しいオーナーにも安心して乗ってもらうことができるからです。

さらに、改造してある場合には、ノーマルパーツがあると査定額アップにつながります。250ccクラス以下であれば車検はありませんが、400cc 以上のクラスではノーマルパーツがあるのはポイントアップです。複数の業者に依頼するなら、同じ日の同じ時間帯に査定してもらうのもコツです。

出張買取査定に応じてくれる複数の業者にその場で査定してもらえば、各業者もギリギリの査定額を提示してくれます。買い手の心理を上手く活用することで、希望額に近い高額査定をあっさりと引き出せるでしょう。